1998年6月

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6/30(Tue)

コーヒー豆を切らしたので、いつもの豆を買って来た。 Starbucksで売ってる100% Konaを半パウンド。 つやつやして綺麗。 ハワイコナは今が旬なのだろうか。ここ一月くらい、 会社で飲んでいる豆も格段においしくなったような気がする。 袋から密閉容器に移し変えただけなのに、部屋の中に香ばしいコーヒーの香りが 充満して、幸せな気分。

昨日の夢の話はもっと考えてみたいけど、時間がないのでパス。 ただ、今日読んでいた本の中のこんな一節がたまたま目に止まってはっとした。

But the other reason we're here is the dreams, and the dreams are irrational.

もとの話ではこのdreamsは眠ってる時の夢なんだけど、 将来の夢に置き換えて、weに自分を当てはめてみても通じるなあ。 人間の行動の原動力になる「何か」はもともとirrational。

6/29(Mon) 夢

明け方、ずいぶん長い夢を見たような気がする。 ストーリーは覚えてないのだけど、もう何年も会っていない友達が たくさん出て来たようだ。

目を覚ました後もしばらくぼおっとして、 眠っている時に見る「夢」と、将来の「夢」はどっちも同じ言葉なんだなあと ほんやり考えた。 将来の夢というと肯定的な印象があるけれど、 眠っている時の夢、というのはどことなく儚げだ。 この二つに何故同じ言葉が使われるのだろう。 両方とも現実のものではないからか。

この世のものではないものをもともと夢と呼んだのなら、 人はいつからそれに意志を付加するようになったのだろう。 夢想が人に意志の力を与えるのか。 意志の力があるからこそ夢を見ることができるのか。

6/27(Sat)

誘われるままにバスケットボール。何年ぶりだろう。 いやー球技はやっぱり苦手。楽しいけど。 屋外のコートでやってたんだけど、 見知らぬ人が飛び入りで参加してくるのは面白い。 ホッケーだとそれは無いからなあ。

汗をかいた後はかき氷屋に。静かな住宅街の中に駄菓子屋みたいのが あって、Shaved Iceをやっているのだ。 日本のかき氷よりきめが細かいようだ。 木陰に座って氷を食べつつ、友人達とだべっていると、 なんだか子供の頃の夏休みに戻ったみたいな気分になってくる。

6/26(Fri) Dr. Dolittle

今日の映画は、Eddie Murphyのドリトル先生。実は原作は題名しか知らないのだ。 テンポ良く仕上っていた。ディナーの後に家族で行って楽しめる映画ですかな。 動物のアクションがコミカルで、セリフもうまく当ててあって面白い。 それにうまくEddie Murphyが絡んでる。 ただ、ちょっとこじんまりまとまり過ぎている感じ。 もうちょっと踏み込む余地があったんじゃないかな、とも思う。

6/24(Wed) 日本の不景気が直撃

またもや夜明けまで仕事。オフィスを出る時にちょうど朝刊が 届いていたのでざっと眺めたら、日本からの観光客が一日平均で 費す金額が一昨年に比べて20%以上落ち込んでいるそうだ。 このところハワイは不景気で、銀行の撤退だとか大型店舗の閉鎖だとか レイオフだとかの話ばかりなのだが、日本の不景気もこちらにかなり影響を 与えてるんではなかろうか。アメリカ本土はそんなに悪くない筈だから。

具体的な数字を調べたわけじゃないのだけれど、 昨年5月にホノルルを訪れた時に比べ、どうもワイキキの人通りなんかも 少ないような気がする。昨年来た時は、ここは東京かと思うくらいの 人出だったような覚えがあるのだが。 実際、観光客のうち日本人がどのくらいを占めているのかは知らないのだが、 本土からの航空機はかなり満席だそうなので、もし観光客数が減っていると すればアジアからの客だろう。

日本の政府、もっとしっかりしておくれ。 国内だけの問題ではないのだよ。

6/23(Tue)

人手が足りないなあこりゃ。身体が二つ欲しい。 どいうか、先々週まで当面の仕事にどっぷり浸ってたのを、 先週ちょっと距離を置いて冷静に観てみたら、無理だこれは。 自分がもしコンサルタントでこの業務を請け負うとしたら シニアクラスエンジニア1人と普通のエンジニア1人をフルタイムでつけるぞ。 やっぱ会社と掛け合おう。

6/21(Sun) Mt. Olomana

ひさしぶりにハイキング。オロマナ山はホノルルから峠を超えた 島の反対側にある、高さ500mくらいの山。 500mと聞いてあなどるなかれ。朝、集合場所に眠い目をこすりながら 到着して、山はどこじゃと見回すと、森の向こうに ナイフの刃を立てたような鋭い隆起が見える。え、あれに登るの?

ガイドブックによれば、全部で3つあるピークのうち、 それでも2つまでは中級コースになっているそうな (3つめは上級コース)。 危険なところにはちゃんどザイルが張ってあるのだが、 両側が切り立った崖になっている、幅1m程の尾根を歩いていると くらくらしてくる。いや、ぞくぞくしてくる。 本格的な登山はしたことないのだけれど、実はこういうの結構好きなのだ。 残念ながら雨がぱらつく天気で、非常に岩が滑べりやすくなっていたため 第2ピークまで行って引き返して来たのだが、 眺めはものすごく良かった。島の北東岸を一望できる。

引き返す頃には、尾根を外れて下って来る道は赤土が濡れてつるつるに なっていて、半分くらいは滑り落ちてきたような。 第3ピークに挑むにはちゃんとした山靴が必要だな。

夜、再び "The Truman Show" を観る。つくづく良く出来た話だ。 舞台においては、劇中劇という形式で演者と観客との立場を相対化することは かなり古くから行われてきたのだが、映画ではあまり思い浮かばない。 脚本・プロデュースの Andrew Niccol は IMDbには "Gattaca" と "The Truman Show" しか登録されていないが、それ以前は舞台をやっていたんじゃなかろうか。 気になる。

6/20(Sat) 花木蘭: Mulan

DisneyのFlorida Studioが送るアニメ、"Mulan"。見事な出来であった。 ここ数年のDisneyアニメの中では抜群だと思う。 美術、アニメーション、場面場面での演出、それぞれも優れているのだが、 何より気に入ったのはその全体を隙なくまとめている構成力だ。 終ってみればほんの90分なのだが、「えっ、そんなに短かったの」と 驚く程緻密に構成されている。ギャグとアクション、歌もきっちり あるべきところにあって、楽しませどころを心得ている。 大人も子供も純粋に楽しめる作品。 こういう映画のクレジットの隅っこにでも名前を連ねてみたいものだ。

6/19(Fri) X Files: Fight the Future/C++は難しいか

今週末は期待の映画が2本公開される。「X Files」とディズニーの「Mulan」。 今日はどっちにするべえと友人達と相談。結局ワイキキの大スクリーンで 「X files」を観た。

まあ良くも悪くも、TV版のテイストそのままにモルダーとスカリーが 隠された謎を暴くためにかけまわる。 ものすごく面白そうだった予告編のせいで期待しすぎたかな。 見入ってしまう場面は多かったのだけど、 終ってみると小粒な印象。演出もTV版の2時間スペシャル!という感じだった。

ストーリーも細部が甘いような。観終った後、「結局○○は××だったの?」 「△△の真の意図は?」とか皆で議論になった。一応言葉で説明はつくのだけれど、 なんかすっきりしない。いやそれが「X Files」の持ち味なのかもしれないけど。

あと、なんかキングの "Tommyknockers" の影響を受けたのかなと 思う演出があったけど、偶然かな。


以降はプログラムネタ。興味無い方は飛ばしてね

しばらく前に、ネット上にプログラミング言語C++に関する ジョークが飛び交った。C++の開発者Stroustrap氏への "Computer" 誌の架空のインタビューという形式で、Stroustrap氏に まことしやかにこんなことを語らせていた(記憶で書いてるので細部は違うけど):

--- C++を作るきっかけとなったのは?
「ああ、あれは実は完全なジョークだったんだよ。 どれだけプログラミング言語を難しくできるかっていうね。 それに、言語を難しくすればする程、それを扱えるプログラマが重宝されて プログラマの給料も良くなるというものさ。」

これがジョークとして笑える程、確かに現在のC++の仕様は複雑になっている。 多少のコンパイラの知識があれば、C++の全体像が もともとの設計思想を軸として綺麗に見えて来るのだが、 バックグラウンド無しに学ぶのは相当困難だと思う。 人に教えろと言われたら私は断るなあ。 "A little better C" として一部分の機能だけ使うぶんには問題無いのだが。

そしたら、今月号の "Computer" 誌に本物のStroustrap氏への インタビューが載っていた。ジョークを逆手に取るとはComputer誌の編集者も なかなかである。このインタビューは示唆に富んでいるので、 C++プログラマにはお勧めだ。ある意味、テンプレートが入った時点で C++はhigh-level languageと言えるようになったのかも。 トップダウンに、なるべくポインタあたりの話をぼかして、 抽象的なクラスの概念から教えて行ったほうがかえってわかりやすいか。

しかし結局、実用に供するためには、「高級アセンブラ」たるCレベルの ことがらから、パラメタライズされたクラスといったような 抽象的なプログラミング言語のセマンティクスまで、 ものすごく幅広い範囲を学習しなければならない。 そう考えると、一般的に言ってやはり難しい言語ということになるだろう。

個人的には、C++はわりと好きな言語である。 ただ、効率を落さないためになるべく全てをコンパイル時に解析するように 持って来たために、どうしても犠牲になっていることがある。 C++で書いていて特に制限を感じるのは、メタ情報へのアクセスである。 クラス定義のセマンティクスが変えられないとか、 実行時にクラスを作成できない (やりたいことは 任意の型のfirst class closureを扱いたい、ということなのだが) 等は問題の領域によってはかなり不便である。 コンパイラモジュールを実行時にアクセス可能にすれば、 実行効率を落さずにこれらも実現可能だと思うのだが... 誰かやってくれないかな (人頼み)。

6/17(Wed)

先月から仕事をかなりのペースでこなしていたが、そろそろ疲れが来たようだ。 昨日心のマージンがかなり狭くなっていることを自覚し、 リブートすることにする。 さっさと帰って好きなことをしてたっぷり寝た。

今日は早速LA出張帰りの副社長Hさんを捕まえて問題提起。 なるほど。だいぶん問題がクリアになった。 もともとうちの会社ってものすごーくいい加減なんだよね。それを忘れていた。 そのいい加減さを良い意味で活かして行く事に鍵があるわけで。 システム的には「全て」を定義して整合性良く物事を動かして行くのが 良いと思いがちだけど、創造活動はむしろケイオティックなところから 意外なものが出て来るわけだし。要はバランスなのだけど。

台湾に帰っていた友人Lも今日戻って来て、 ゆっくりと夕食を食べにゆく。友達って良いものだ。

6/15(Mon) SoftImage移籍/多様性

Microsoftが SoftImageを手放すって話は ずいぶん前からあったけど、 結局Avidが買うのか ( Microsoft Softimage to Be Acquired by Avid Technology)。 Mac版が出たりして。 まあMSにしてみれば、SoftImageとかAlias|WavefrontとかNichimen Graphicsとかが 3Dツール競争をNT上で起こしてくれればほくほくなわけだし、 現にそうなりつつあるから目的は達成されたということか。 SGIにはがんばって欲しいけどなあ。 NT上でプラグイン開発するのめんどくさそうだからなあ。

それにしても、Smatraと言いMayaと言い、オールインワンのモノリシックな パッケージに走ろうとしているのは、企業戦略としては無理もないけれど、 どうしたって複数のパッケージを使い分けざるを得ない現場では悩みのタネである。 機能毎にパッケージ化して完全なAPIを提供してくれれば、 現場のプロダクションパイプラインに合わせて ハイブリッドなツールを作れるのに...

もともと、ひとつのパラダイムに縛られるのは好きじゃない。 多様性が進化の要件だと思う。 物の見方を固定した時点で、視野に入らないものはcullingされちゃうからね。 プログラミング言語にしてもそう。C++、Java、おおいに結構だけど、 何でもそれで解決しようってのは無駄が多い。 リスト処理が大量に出て来る場面では (そして3DCGにはそういう場合も多い) Lisp(*1)を使うのが手早いプロトタイピングに良いし、 ユーザインタフェースの実装言語でこれまで私が見た中で最も合理的なのは 大学時代の友人が書いたオブジェクト指向Prolog(*2)である。

...って話を友人にすると、 「でも現実にLisp人口やProlog人口が増えないのはなぜ?」とまぜっかえされた。ぐう。 やはり売れたものが強いのか現実は。 教育カリキュラムの問題もあると思うが。 私の出身学部では3年次にCを使ってアルゴリズムを教えていたが (私自身はPascalで習った。私がTAをやる頃にはCに変わった)、 せいぜいポインタを使った処理止まり。 2セメスターではそのくらいが限度なのかもしれないが、 むしろ変な癖がつく前にコンパイラの原理まで教えちゃえば、 見方が広がると思うのだ。 このへんの見解はそのうちこのホームページの "Technically Speaking" のコーナーで展開したい。

(*1) Lisp---括弧をたくさん使う言語。人工知能用言語という イメージが強いらしいが、Lispが最も商用的に成功しているのはComputer Graphics分野だと思う。N64のマリオだってFF7のクラウドだって Lispベースのモデラーで作られているんだぞう。Lispを馬鹿にするなあ。 ←最近Lispでばかり書いてるプログラマの叫び

(*2) Prolog---論理型言語なので、手続き型言語に慣れた人には とっつきにくいが、要はいろんな場合のルールを記述しておいて、 初期条件を与えれば後は勝手に計算してくれる。 というメカニズムがイベントドリブンのUIにぴったりだと思うのだ。

6/13(Sat) スキャナを買ってみた

土曜日はテニスの日。ちっとは上手くなっているのか? 2回しかホームランしなかったし。

うちのアパートの隣にコンピュータ量販店のCompUSAが出来て、 今日がオープンだったのでちょっと寄ってみた。 会社の同僚と会いまくる。皆、好きなんだ...コンピュータ。

ほんとはバックアップ用のストレージデバイスを買わなきゃならないのだけど、 決め兼ねてうろうろしてたら、スキャナが安かったので思わず衝動買いして しまった。知らない間にこんなに相場が下がっているとは驚きだ。 昔は秋葉小僧だった私だが、ここ数年は世の中をフォローするのが めんどくさくなってすっかり相場に疎くなっていたのだった。

しかし店で見たら、本体のSCSIコネクタも付属のケーブルも25Pin DINだ。 うちのPCの外部SCSIはハーフピッチのコネクタである。 直接の変換ケーブルが無くて、一旦普通の50pinセントロにしてから 変換をかませて...等とやったらケーブル類が高くついて、 だいぶ割安感がそがれてしまった。 で、家に帰って箱を開けて中身を改めたら、

SCSIボード (with 25pin DIN) が同梱されてるじゃん ;-(

最近のPC周辺機器を甘く見ていたよ。すまん。 まあケーブルもあればあったで将来役に立つだろう。

気を取り直してドライバをインストール。あ、もちろんLinux用なんてのは 付いて来ないから、当分スキャナ使うときだけWin95にスイッチである。 Linux用のドライバもどっかで拾ってこなくては。 仕様がわかれば書いちゃっても良いんだが。 それにしてもコンピュータってのはめんどくさい機械だね。 下手にPlug and Playとかやってくれちゃうと、中が見えないぶんだけ トラブったときに話がややこしくなる。 家電並みになるのはもうちっと先かなあ。

そんでもとりあえず動いたので、適当に写真をスキャンしてみた。 なんかWin95で取り込んだ時とLinuxで見た時と色合いが違うような... 気のせいかな。 うちのアパートから見た夜景(33k) とか(28k)とか。 ちなみに昨年のハロウィーンの写真もスキャンしといた。 自己紹介ページにあるので暇な方は見てね。

6/12(Fri)

見事に寝過ごした。やっぱり徹夜明けにホッケーは無理だ。

夜は踊りに行って、したたかに酔っ払って来たので今日はもう寝る。 ...話したい人には声をかけ難く、予想もしない人に声をかけられるのは... 人生ってそんなもん?

キングのページを少し更新。

6/11(Thu) King Kamehameha Day

今日はカメハメハ大王の日でハワイは休日。惰眠を貪る。 昼過ぎに起きようとしたら、ぐわっ、背筋がものすごい筋肉痛に。 曲げると痛いので、なんだか姿勢良く過ごしてしまった。

だらだらと過ごしていたが、夕暮れになってから車を会社に 置いてあることを思いだし、取りに行く。ついでにちょっと仕事--- と思ったらはまる。4:30amまで。馬鹿みたいな気がしてきた。 明日もホッケーに出るには、寝ない方がいいかな。あと3時間だもんな。

ピアノ。 ここ半年ばかりは、なんだか基礎を固めなきゃならないような気がして 平均率とショパンのエチュードばかりさらっていたのだが (「弾ける」わけではない。さらっているだけ) またちょっとラヴェルに惹かれるようになってきた。 ここしばらく御無沙汰だったのは、周囲の住人への遠慮から アコピを弾く時間を減らしていたからである。 近代の曲になるほど、ピアノの特性を駆使するために アコピと大きく特性が異なるデジピで弾くのが難しいのだ。 というか弾けない。道具を選ばずってわけにはいかないのだ。素人だから。

あとちょっと心を惹かれてるのがラフマニノフの 「ショパンの主題による変奏曲」。長いんだけど、すごく綺麗な曲で、 技法的にわりとラフマニノフの入門的エッセンスが詰まっているような気がする。 前半(第10変奏曲まで)だけなら2年くらいさぼらずに弾いてれば 止まらずに弾けるようになるかなあ。後半は... 10年くらいか :-)

6/10(Wed) Hope Floats

一ヵ月以上のブランクを経て、ひさびさにホッケー。 普段の生活でいかに腹筋と背筋を使っていないかを思い知る。 うかうかするとすぐに肉が付くわけだ。

プロダクションを去ることになったJと飲む。 イギリス国籍だが言動はまるっきりアメリカ人で、 陽気で頑固そうで頼りがいがありそうなおやじ、 というJとはLAにいたときからの知り合いだ。 同じプロジェクトで働いたことはないが、いつも一緒にホッケーをやっていた。 ちなみに夫人も陽気で、しかもすごい美人。 俺を見ると遠くからでも "Hey, Madman!"と呼びかけて来る。 JはLas Vegasに新天地を見出した。
"I committed to make difference."
奴ならできるだろう。何年後かに再開してグラスを傾けた時に、 お互いがその間に創ったものを語り、どれだけ夢へ近付いたかを語れるように なっていたい。

ずいぶん酔っ払ったので、車は会社に置いて、徒歩で帰る。


なんとなくそのまま寝てしまう気になれなかったので、ふらりと映画館に入る。 Sandra Bullock主演の "Hope Floats"。メロドラマ。 "The Net"の Sandra Bullockは好きだった。 "A Time to Kill" では浮いていたし、最近どうなっているんだろうと 好奇心があったので。

TVの告白ショーで夫と親友との不倫を知ったBirdee (Bullock) は娘を連れて、高校までを過ごしたテキサスの田舎街の実家に身を寄せる。 そこで、Birdeeを慰めようとmatchmakingを企てる母親やら、 アルツハイマーの父親やら、TVで事実を知っている高校時代の友人達やら が絡んで、人生いろいろ辛いことがあるけど、再び愛を見つけてめでたしめでたし。 母子3代の心の触れ合いなんかの部分には結構良いセリフがある。 それ以外の部分ではちょっと平凡な出来。演出が甘ったるい。

そんでもSandra Bullockは悪くなかった。 一番良かったのは子役のMae Whitman。すげー上手いぞ。

6/8(Mon)

かなり堪える出来事があってすっかり意気消沈。うーむ。何かがおかしい。 問題は、どこがおかしいかが分かっていて、それを直すのに動いている人が 何人いるのか、なのだが... 対話が必要だな。

むしゃくしゃするので車を飛ばして本屋に行って山のように本を衝動買い。 カウンターのおねえさんに「重量あげでもするの」と笑われる。

6/7(Sun) The Truman Show

"The Truman Show" は「かっこいい映画」だった。

「良い映画」に出会う機会はわりとある。 私にとっては、2時間飽きずに楽しませてくれて、 しかも劇場から持って帰れる「何か」---それは監督の こだわりだったり、登場人物の思いだったりするわけだが--- を与えてくれるものが良い映画だ。 その上に、「かっこいい映画」というのがある。それは良い映画の要件が 非常に完成度の高い巧みな方法で表現されているもの。表現者の「思い」と 「技」が極めて高いレベルで融合しているものだ。作品そのものに心を 動かされるだけでなく、それほどの作品を作り上げた人々に対し心から 拍手を送りたくなるような映画。 そんな映画に出会えることは滅多にない。

TV史上例をみない番組 "The Truman Show"。 30年もの間、24時間休みなしで放映されているその番組の 舞台はハリウッドの北、Burbankに作られた架空の街 "Seaheaven"。 ドームで覆われたその街の住人の言動から、天候に至るまで、 全てはディレクターCristof (Ed Harris) 率いるクルーによりコントロール されている。ただ一点を除いて。 そう、「主役」であるTruman Burbank (Jim Carry)は生まれたときから その街で育ち、演出された世界の出来事を真実として受け取ってきた。 全世界が彼の言動を見守っているとも知らずに。

まず、Andrew Niccol ("Gattaca") の 脚本の完成度が非常に高い。 "Gattaca" も舞台でも通用しそうな がっしりした脚本であったが、ここではさらに甘さに流れずきっちりと 締まった脚本に仕上げている。おそらくシナリオだけ読んでも感動できるだろう。 Peter Weirの演出も無駄無くシナリオのポイントを押えており、何より 「間」の演出がうまい。 最後に決めの「間」があるのだが、多分一生忘れられなくなりそうなくらい 印象的であった。

他にも、観られることの意味だとか、現実と仮想の関係だとか、 人生と舞台の関係だとかいろいろ深く考えたいことはあるのだが、 何よりかっこいい思ったのは、その深い内容を軽いタッチでまとめてみせる 技量であった。 かなり心動かされたので、もういっぺん観に行くかも。 というわけでお勧め度は星5つつけとく。

6/6(Sat)

今週はあまりに仕事がCrazyな週だったので、 本日は自分への慰労ということで思いっきり遊ぶことにする。 昼からバーベキューパーティ。夜踊りに行って、それから明け方までカラオケ。 (だから今は日曜の朝)。 ううむ、果して慰労になったのだろうか。とりあえず現在の気分はたいへん良い。

6/5(Fri) A Perfect Murder

軌道に乗っていたと思っていたのだが、 まだまだ未解決の問題は山積していたのであった。 夕方からミーティング。例によってぎりぎりで映画館に駆け込む。 友人L 「なんでお前はいつも金曜夜にミーティングなんだ」。 なんでだろう。ウィークデイはみんな実作業に追われるから、いろいろなメタな 問題は週末の近い金曜午後あたりに噴出してくるんだろうなあ。

今夜の映画。Jum Carryの新作 "Truman Show" を... と思ってたら完全に売り切れ。 やっぱ人気あんだね。ということで同じく今日公開の Michael Douglasの "A Perfect Murder" に。 こちらはかなりがらがらだった。大丈夫か?

映画はかなりクラシックな作りのサスペンス。 聞くところによるとヒチコックの "Dial M for Murder" をベースに しているそうなのだが、知らない (不勉強)。 作りが丁寧、話も捻りが聞いていて最後までどうなるかと思わせるんだけど、 何か物足りない。私の観たいものが無かったってだけなのかなあ。 多分TVでやってたら最後まで熱心に観ると思う。けれど... 何かこじんまりまとまってしまって、突き抜けて予想を裏切ってくれる ところが無いのだ。Michael Douglasもいかにもって演技だったし。 あ、TV版「ポワロ」シリーズの David Suchet が出てた。 カットは多くないんだけど、居るだけで空気を作れる役者さん。凄いなあ。

まあいろいろ言ってるけど、 最後まで撮って作品に仕上げるってのはそれだけで凄いよなあ とか思う今日この頃。

6/4(Thu) 早起きハワイ

以前も書いたと思うが、ハワイの朝は早い。 ここんとこ、朝5:00〜5:30くらいに出勤する機会が何回かあったのだが、 もう街はすっかり活気ついている。

一番の早起きはゴミの回収。南国の夜を楽しむ人々が姿を消す頃、 ちょうどいれ違いにやってくる。 ダウンタウンでは朝4:00くらいだろうか。 掃除の人達がだいたい夜中に作業しているので、ちょうど引き継ぐ形だ。 まだ夜は暗く、ただ鳥のさえずりが朝の到来を告げている。

5:00を過ぎると、白みつつある空のもと、出勤する人々。 6:00から開くオフィスもあるし、 それに合わせてコーヒーショップやファストフードなんかも6:00〜7:00開店だから、 もう街の喧騒がやってくる。

早起きするのも悪くない。気持いいし、朝食もしっかり食べられるし、 いれたてのコーヒーを飲みながら 朝日に照らされる町並みをオフィスから眺めるのもなかなか素敵だ。 これで、昨夜の帰宅時刻が午前4:00とかでさえなければ完璧なのだが。

6/3(Wed) 庭になるもの

友人宅の庭にマンゴーの木があって、おすそわけを頂いた。 収穫せずに放っておくとどんどん落ちて腐って大変なことになるらしい。 マンゴーってデザートで食べるくらいで、市場で買ったこともなかったのだが、 皮をむいてまるごとかじると結構いけるではないか。

小学生の頃住んでいた家には、庭に柿の木があって、 秋の晴れた日曜日に家族総出で収穫をした。 多い年は400個近く採れた覚えがある。当然、暫くの間おやつは柿のみである。 栗の木もあって、落ちたのを集めておいてよく栗ご飯にした。 他に子供の頃木から採って食べたのは無花果とか桑の実とか。 東京と言っても多摩地区はそんなものであった。 最近は帰る度に高層建築が増えてるけど、ちょっと寂しい。


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Shiro Kawai
shiro@lava.net