1997年9月

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9/30(Tue)

ずーっと仕事。
ミーティングをすると見えてくるような気がするのだが 仕様を考え出すと霧の中、という状態が一週間程続いていたが、 ようやく何故進まないのかがわかってきた。 問題は予想以上にでかかったのだ。

9/29(Mon) 郵便と電話

ハワイに引っ越してもうすぐ3週間。前に旅行&勤務地の偵察で 来た時は3日間の日程でもあちこち回ったんだけど、いざ住み始めてみると 忙しいのも手伝ってどこにもまだ行っていない。考えてみたら引っ越してから 一番の遠出がワイキキだ。こりゃwasteですな。

しかし先月から今月にかけては旅行だの引っ越しだのでけっこう金使ったから ちょっと自重せねば... とか考えているうちに、ふと先月分の クレジットカードのpaymentを払っていないことに気づく。 いつもは月半ばにbillが来て、小切手で支払っているのだが、 引っ越しと行き違いになったか。一応郵便の転送サービスは頼んでおいた けどあてにならないし。とにかく支払い期限が近いはず。

ということでカスタマーサービスに電話をかけたら、なんと期限は明日。 しかもかなりの金額。期限遅れたらどうなるか。しばらく使えなくなる だけならいいがクレジットヒストリが悪化したら面倒。 カスタマーサービスに泣きつき、郵送せずに直接支店の窓口で払えば速いとの 情報をゲット。早速支払いにゆく。

日本だと、こういう月毎の支払いって大抵自動引き落としか 窓口で直接、というパターンだった。USでは自動引き落としサービスも あるにはあるが、デフォルトはまだまだ小切手の郵送である。 普通billと返信用封筒が送られてきて、小切手を同封して送り返すだけ。 楽と言えば楽だし、自動引き落としと違ってちゃんと払っているという 自覚が得られるので、私はけっこうこの方式が気に入っている。 ちなみに給料もデフォルトでは小切手で支払われる。頼めば 自動振込にしてもらえるが。

しかし、小切手の照合には人手も時間もかかるだろうし、 郵便だって途中で紛失することもありうるのだから (いちいち書き留めになどしない)、ずいぶん怪しいシステムである。 でもUSの経済はこのシステムの上に成り立っているのだ。

またUSではいろんな手続きを電話で済ませることも多い。 今回の引っ越しではLAの電気・ガス・水道・電話や銀行の 住所変更の手続き、こちらでの車の保険の契約 (何と、 一切何のフォームにも記入せずに電話だけで済んでしまった。 その場で確認のファックスを入れてもらい、後から証書等が 郵送されてくる:ここでも郵便) に至るまで。

確かにホノルルやLAのような都市ならともかく、ちょっと 都市を出れば買物にゆくのに20マイルだとか隣町まで100マイルとか いうところが平気である国だから、窓口に直接行くというのは 不合理なシステムなのかもしれない。 それにしても振込の指示まで電話でできてしまうこのシステム、 ちゃんと回っているのが不思議ではある。

9/28(Sun) 英語の夢

今朝、英語でえらく熱いdiscussionをしている夢を見て目が覚めた。 しばらく寝ぼけていて、なんだが月曜日のような気がして 朝食の支度をしはじめ、ふと日曜日の記憶がすっぽり抜けていることに気付く。 俺は一体どうしてしまったんだ。一瞬うろたえるが、PCを立ち上げて 日付を確認すると、なんだ今日が日曜じゃん。得した気分 (錯覚だって)。

昔、何かの英会話の教材の宣伝で「英語で夢を見るようになる」とか なんとかいうのがあったっけ。 そんなものかなと思っていたのだが、英語圏に住んでみたら直ちに、 話はもっと単純であることがわかった。 要は、登場人物が現実の世界で英語喋る人間なら夢の中でも英語喋るし、 現実の世界で日本語喋る人間なら日本語喋る、それだけのことなのである。 普段英語で話している友人が夢にでてきていきなり日本語を話しはじめたら いかに夢とはいえ気持悪いことこの上ない。 夢だからなんでもあり、とはいえ、夢に出て来る友人の顔形が 変わっていたり、性別が変わっていたりすることはないだろう。 使用言語もそれと同じ感じなのである。

で、夢の中の自分もそれに合わせて言葉を使い分けているだけなのだ。 そして夢の中の自分も、夢だからペラペラ、というわけではなく、 現実と同じように出て来ない単語に頭を捻り、喋ったあとで 今複数形にし忘れたとか時制を間違えたとか考えている。 でも、現実と違って相手は自分の知っている単語しか喋らないから 楽と言えば楽。

9/27(Sat) ロックアウト

早起き敢行。とりあえず今日は、日本時間土曜深夜に開催される某チャットに 参加してみるという目的もあったので。2:00JSTは7:00HSTになる。 これが続けばいいんだが。もっとも、来週からカナディアンのJoeが 「週3回で朝ホッケーをやるぞ」と息巻いているので、必然的に早くなるかも。

さて、夕方買いだしにAla Moanaのダイエーに行く。日系スーパーではあるが、 カリフォルニアにあったヤオハンのように日本のものばかり置いてあるのではなく、 わりと普通のスーパーマーケットである。まあ日本や韓国の食材も置いてはある。 事件はその駐車場で起こった。

日本ではどうか知らないが、こちらの車は古くなければ大抵anti theft alarm (防犯アラーム) が装備されている。私の車も例外ではない。 リモコンでlockすると、再びリモコンでunlockしない限り、例えキーで開けたとしても けたたましくアラームが鳴り響き、イグニッションが動作しなくなる。

買物を終えて、夕食用の蛸をぶら下げ駐車場にもどりunlockしようと したのだが、うんともすんとも言わない。遠くから近くから、さまざまな 角度からtryしてみるがダメ。リモコンの電池がへたったのかと思い、 ダイエーに戻って電池を買い、近くの鍵屋のおにーさんにドライバーを 借りて電池交換するが、やっぱりダメ。日は暮れてどんどん暗くなって来るし、 蛸を下げたまま途方に暮れてしまった。 ここから歩いて帰ると1時間。いやもっと近くに友人が住んでいたはず。 しかし電話番号がわからん。だいたい車を置いて帰ってもその後どうするか。

そういえば、車のディーラーの名刺が財布に入っていたはず。 最後の頼みの綱、との思いで電話する。 一生懸命事情を説明すると、「わかった、ちょっと待て」。 エンジニアの人に変わってくれる。「問題はなんだい?」。 再び同じ説明を繰り返す (アメリカでは説明の手間を疎んではいけない)。 Alarmをdeactivateする秘密のスイッチの場所を教えてくれた。やった。

思い切ってドアを開け、アラームによる周囲の冷たい視線を敢えて無視 しつつスイッチを探すが、真っ暗で全然わからん。仕方なくもう一度電話。 さっきのエンジニアの名前を聞いておかなかったため、もう一度最初から 事情を説明(教訓:電話で何か問い合わせたときには必ず相手の名前を 聞いておくこと)。 結局近くだったので直接助けに来てもらい、やっと一件落着。

何でも、強力な電波を発生する場所の近くでは動作しないことがあるそうな。 確かにすぐそばに電波塔らしきものが立っている。 別のやりかたとして、リモコンを顎に押し当ててボタンを押すと 人体がアースになるせいか動作することがある、ということも教えてもらった。 いずれにせよ、Ala Moana shopping center界隈ではanti theft systemは 使わない方がいい。

便利な道具も誤動作すると不便極まりない、ということ。 ところで帰ってから気付いたんだが、AAA (American Automobile Association) のレスキューサービスに連絡すればよかったんじゃなかろうか。 こういう時のために入っていたはずなのに。

9/26(Fri) 夕飯の話

ここ2〜3日、朝から深夜まで会社にいるのに仕事に進展がない。 作りかけては壊し、を繰り返している。波に乗るのを待つしかない。 かわりに、共有ディレクトリにGNUのツールなどがどんどん インストールされてゆく。 こういう状態の時は体のコンディションも悪くなる。って言っても 寝起きが悪くなるのと口内炎ができるだけだが。

Honoluluのダウンタウンで夜遅くまで仕事していて困るのは、 夕食をとり損ねる危険があることだ。昼は気軽に食べれる料理屋や 弁当屋がたくさんあるのだが、夜になると近くで開いているのは まっとうなレストランしかないのだ。 そんな「ちゃんとした」ディナーをとってしまったらその後仕事を したくなくなるというもの。

車を走らせ、Ala moanaショッピングセンターのFood courtとか University of Hawaiiの近くまで行けば定食屋みたいのが開いている のだが、それもちょっと食べに出るというには遠くて億劫だ。 近くで弁当を買っておくなら、5時前に買っておかなければならない。 だいたい腹が空きだして時計を見ると7時くらい、というパターンで はまってしまう。

基本的にここでは、街全体が早起きだ。昨日、日本から書き留め郵便が 届いたのだが、私が不在だったため郵便局に留めおきに なった。で、それを取りに行く窓口がなんと朝6時から開いている。

この島の暮らしに馴染むためには、生活サイクルを根本的にずらす 必要がありそうである。

9/23(Tue) Driving in US

ロスアンゼルスに比べてホノルルは駐車場スペースがきつい。 ロスでは思いっきり斜めに止めても余裕だったのに。 ちなみにロスの運転免許テストには車庫入れも縦列駐車も無い。

私は日本で全く運転した経験が無く、ロスで免許を取ったのだが、 その際、一応driving schoolなるものの講習を受けた。 こちらで免許を取った方はご存知だと思うが、まず$12ばかり払って 筆記試験を受ける。受かるとlearning permission (いわゆる仮免ね) が もらえる。で、勝手に練習して、driving testを受けるという寸法。 こっちで育った連中は、「親父に習った」とか「高校で教習があった」 とかばかり。driving schoolの教習を受けるのは、私のように途中で 外国から来た人間が多い。

Driving schoolと言っても教習所があるわけではなく、教官が会社や 自宅に来てくれて、いきなり公道で練習である。生まれて初めてハンドルを 握り、どっちがアクセルでどっちがブレーキかもわからなかった私が、 初回の講習で10分程説明を受けたのち、「じゃあ行ってみようか」と いきなり運転させられる恐怖。

まず閑静な住宅地まで運転して行って、そこでひたすらハンドリングの 練習。1時間くらいやってようやく慣れて来たと思いはじめた矢先、 「じゃあ次はフリーウェイをちょっと走って見ようか」

冗談かと思ったら教官は本気。「信号がないから簡単だよ」って そういう問題だろうか。ともかく、運転経験1時間にして私は Santa Monica Freewayを時速112kmで走っていたのだった。

そんなだから、ロスにいる限り運転技術の向上はありえない。 かなり適当に運転しても大丈夫なのだから。 それに比べ、ホノルルでの運転は異様に気を使う。歩行者のすき間を かいくぐり、隣の車と30cm間隔で駐車し... でもこれで疲れる様では、 おそらく東京での運転は不可能であろう。

9/22(Mon)

日本のニュースはwebでチェックしている。最近は佐藤氏の入閣だの 辞任だのでごたごたしているようだが、橋本首相、どうしてこう手際が 悪いのか。

某新聞の社説で、「佐藤氏を押す勢力は、彼は過去にいろいろあったが 仕事はできる、という主張をしているが、仕事ができさえすれば良いの だろうか」というような論旨を掲げていた。仕事ができさえすれば いいんじゃないの、と思うなあ私は。ただ、「仕事」の中身ってのが 重要で、そもそも仕事ってのは何かの目的を果たすための手段なわけで。 政治家なら国民全体に奉仕して住みやすい社会を作るってのが本来の目的 なのだから、それを外れたことに勢力を注いでいるようでは仕事が できるとは言えないでしょう。賄賂もらって本当に皆がハッピーになるなら 多いに結構。実際はそうなってないから問題なわけです。

9/21(Sun)

車が手に入ったのでドライブにでも行こうかと思っていたのだが 雨が降る降る。結局ワイキキの近くのダイエーと、Ward shopping center の本屋 (Border) に。

Gary Faigin : "The Artist's Complete Guide To Facial Expression"、 ちょうど今求めていた本。豊富なイラストと写真を交えて、表情の バリエーションがいかにして生ずるか、表情筋の動きから感情の動きまでを 分析的に関連づける。それにしても人間の顔ってのは、表情が生きている限り 美しいものだね。

他に Brecht : "Life of Galileo" は日本語訳を擦り切れるくらい読んだ ブレヒトの戯曲。思い出すためにあちこち拾い読み。やっぱこれのガリレイを 演りたいねえ (夢想モード)。 ほんとはドイツ語で読めるといいんだが5年くらいかかりそう。 Kunzle-Watson and DeArmond : "Ice Skating --- steps to success" ハワイにもスケートリンクくらいあるのだ。しかし靴は未だ届かぬ荷物の中。

9/20(Sat) 車を買う。

LAにいた時は、ショッピングモールまで徒歩3分、 会社まで徒歩10分というところに住んでいたせいで、10カ月 以上車無しで過ごしていたのだが、今の場所は車無しだと 日用品の買いだしがつらい。

いろんな人におすすめのディーラーを聞きまくるが、結局 遠くまで行くのが面倒になり家から歩いて5分のところにある ディーラーに行く。車のことは何もわからないので販売員の 言うがまま。どうやらうちの会社にすでに数人クライアントが いるようだ。結局、試乗してみて気に入ったH社の3年落ちの中古にする。

小切手で一括払いしようとしたら、私の小切手の支店が カリフォルニアなので今日は土曜だから照会できないという。 月曜まで待ってもいいが週末に買いだしをしときたいので ちょっと粘る。「形式上ローンを組んでおいて、月曜に小切手が 通ったらローンをキャンセルする」というめんどくさい方法を取る ことになり、何だかんだで5時間程かかった。ま、 アメリカで暮らすにはこのくらいの忍耐は必要。

それにしても、日本でこういう高額の買物をするとき、皆どうしている のだろうか。小切手を作るにはいちいち銀行に行かなきゃならないし、 現金を持ち歩くのは物騒だし。

9/19(Fri)

早起きしてインラインホッケーをしに行くが、リンクを目前にしてこける。 トラフィックに気を取られて足元がおろそかになっていた。後で調べたら インラインのホイールのボルトが抜け落ちていたのでそのせいかも。 いや単に鈍いだけか。 とにかく血がだらだら出るし、そのままじゃプロテクタもつけられないので むなしくオフィスに帰る。

夜、ネスケ4.03ダウンロード。10MBで40分程か。56kは出てないな。

9/18(Thu)

Linuxノートにppp-2.2.0fをインストール、ログインスクリプトをセットアップ。 最初手でいろいろやって苦戦するが、pppsetupなんていう便利なものが あるんすね。一発やん。

期待の56kモデムだが、接続時のmodem-modem間スピードのレポートは 38000とか40000である。やはり回線の状態に左右されるのか。

Netscapeがまだ無いのでMosaicを立ち上げる(おお、懐かしい)。 とりあえず日本にアクセスする場合、アナログ回線より日本-西海岸 リンクの方がネックになっているらしく、会社で専用線使うのと たいして違いがない。

それにしてもac.jpドメインにアクセスするのが最近異様にきついのは何故? tracerouteかけるとnacsisからsinetに入るみたいだが、どっかがパンク しかかっているのか。 出身研究室に まだアカウントがあるのだが、 telnetしようものならlsと打ってから結果が帰ってくるまで10分以上 待つこともしばしば。


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Shiro Kawai
shiro@lava.net

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